高齢者の介護予防と生活機能改善にうたと音楽のチカラを。

音楽と健康アワード「音健アワード2020」日本には、笑顔と健康を届ける「音楽レク」がきっとある!応募要項はこちら

音健アワード2020受賞作品

音健アワード2020優秀賞

受賞者全応募総数:47作品

作品タイトル 応募者
最優秀賞 やればできる!男のつどい! 中田男前ダンベル
歌って♪合奏♪ハンドベル 朝日ケアホーム澄川ヒルズ リハニック澄川
優秀賞 DONPAN session ~ドンパンセッション 音とリズムでつなぐ次世代型認知症予防体操 ケアホームカナン Feat,ひまわり保育園&音楽療法教室リヴァ
お風呂で心も体も健康、運動リラックス 社会福祉法人 浩仁会 セントケアおおの
『ケアマネ音頭』 鷺宮エリア介護ネットワークメンバー
メドックブギウギ ~笑って、踊って、みんなでヘイ! デイサービスセンターメドックガーデンビレッジ緒川
答えて!For You 株式会社 豊結会
最優秀賞やればできる!男のつどい!
応募者 中田男前ダンベル
使用楽曲名 よっちょれ
音楽レクリエーションの内容 男性のつどいの場が少ない世の中、宮城県登米市中田町では、「男前ダンベル」と称し、自身の健康づくり、仲間づくりを行っています。今回は「よっちょれ男前パワフル体操」として、よさこいの曲に合わせて、2重課題、3重課題に取り組みました。また、地元の玄米ダンベルチームにも協力してもらい、2通り見せられるように工夫しました。脳トレ体操、玄米ダンベル体操、ストレッチ等、盛りだくさんの要素を取り入れ、高齢者から子どもまで老若男女楽しめます。現在、コロナウイルスの関係で集まること自体が難しい時もありますが、私たちの楽しい様子を見て、新たな集いの場の誕生やフレイル予防につながっていければと思います。また、各々が着ているTシャツに描かれているビールジョッキは、普段行っている玄米ダンベル体操が終わった後の「ジョッキダンベル」をモチーフに描いています。こういった集まりも必要ですよね!
参加者の反応 今回はよさこいの曲を通じて明るく元気にリズミカルな体操としてアレンジしました。東日本大震災から10年を迎えようとしている宮城県。復興の道半ばでの台風水害、コロナウイルス感染症など、取り巻く環境はマイナスのイメージが多い中、自分たちが楽しむことにより、周りがご機嫌になり、どんな逆境にも負けない気持ちが強くなったと思います。自宅でもでき、認知症予防、フレイル予防にもつながる要素たっぷりで、誰でも気軽にできる一本となっています。

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最優秀賞歌って♪合奏♪ハンドベル
応募者 朝日ケアホーム澄川ヒルズ リハニック澄川
使用楽曲名 あめふり
音楽レクリエーションの内容 ハンドベルを使い、皆で力を合わせて伴奏をしながら歌って楽しむレクリエーション。ハンドベルの色に合わせた音階カードと、複数の音が載っているコード(和音)カードを準備。
①職員が上げる音階カードに合わせて、ドレミファソラシドの音階練習をする。②ランダムに上げる音階カードに合わせて対応したハンドベルを鳴らす練習をする。③職員が上げるコードカードに合わせて、和音を鳴らす練習をする。④曲のリズムに合わせてコードカードを上げ、コードを順番に鳴らす練習をする。これがコード伴奏となる。⑤皆で歌いながら④を行う。
歌いながらコードカードに合わせてハンドベルをならすことが難しい場面もあるが、メロディのような1音ごとではなく、コードとして小節ごとに変わるため、余裕をもって演奏でき、音が少し抜けても伴奏として成立する。職員も一緒に楽しむことができ、利用者と場の雰囲気を共有しやすい。
参加者の反応 皆で協力して音楽を成立させ、歌いながら脳トレのように行えることでとても楽しまれています。
ハンドベルを鳴らすことそのものが利用者様にフィードバックされ、爽快感・清涼感などを感じられます。メロディの中の1音ではなくコードで小節ごとの伴奏をするため、多人数で音を鳴らすことができ、楽曲への参加機会が増え、一つの楽曲を皆で共有できることで参加の楽しみを感じられます。またゆっくりとしたテンポ、コード数が少ない曲を選択することで容易に伴奏として成立するため、楽曲として成立しやすく、達成感を得られやすいと言えます。
音階カードや和音カードに合わせてハンドベルを鳴らすことは、自分の持っているハンドベルの理解とカードに合わせるための判断力の訓練となります。また歌いながら行うことでタスクが増え。MCIの予防につながると考えられます。

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優秀賞DONPAN session ~ドンパンセッション
音とリズムでつなぐ次世代型認知症予防体操
応募者 ケアホームカナン Feat,ひまわり保育園&音楽療法教室リヴァ
使用楽曲名 1. ぬくもり
2. DONPAN(ドンパン節)
音楽レクリエーションの内容 秋田の音楽療法士平川氏とコラボし、秋田、山形に馴染み深い秋田民謡のドンパン節をアレンジし、コロナ禍、オンラインにて共同制作しました。最初にオリジナルの歌詞にのせ、歌の練習から入り、慣れてから各パートに分かれ、楽器の練習を加えていきました。
各利用者の状態に合わせた手作りの楽器を使用し振り付けを考案する事で、強制感なく全員が参加でき、一体感のあるレクになっています。音源もアップテンポに設定し、少し息が上がるくらいの速さに調整。さらにコグニサイズの要素も取り入れ、振り付けを行うことにより「認知症予防」「フレイル予防」が期待出来ます。特に4拍子の足のステップは効果的でした。また今回、念頭に置いたのがコロナ対策を前提とした音楽レクです。利用者の座席もソーシャルディスタンスを考慮し、換気、消毒、マスク着用を励行しました。
感染症予防に努めながらの練習となり、保育園の子供達ともオンラインでのコラボが実現しました。
参加者の反応 今回、楽器を使用することで、レクに参加する頻度が極端に低い男性利用者が、練習過程の中で、意識の変化が出始め、参加率が格段に増加しました。実生活の中でも行動変容が顕著に観られ「楽しい」からまた参加したいとのコメントも沢山頂きました。また今回、認知症の利用者も、楽器を持たせる事で、徐々に楽器を振り始め、皆様と同様に参加する事が出来ました。その際に、その方の状態に合わせた楽器を選別、使用し役割を創ることにより誰一人抜けることなく「参加」できることが出来ました。また足の機能が低下気味で入浴の際に一部介助でお風呂に入っていた利用者は、音楽レクのステップ練習を継続していくうちに、お風呂の浴槽を跨げるようになった事例がありました。またスタッフ、利用者が同じ目標を持つことで一体感が生まれ、コミュニケーションがより深まり、モチベーション向上にも繋がり、コロナや水災害等の憂いを忘れさせてくれる貴重な時間にもなりました。

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優秀賞お風呂で心も体も健康、運動リラックス
応募者 社会福祉法人 浩仁会 セントケアおおの
使用楽曲名 お風呂で歌えば
音楽レクリエーションの内容 高齢者施設にとって、「お風呂」は、毎日のイベントであります。楽しみにしている方もいる一方で、認知症の方の中には、「入れてもらうのは恥ずかしい、入るのは面倒だな」と拒否されてしまう方もみえます。お風呂で歌えばの優しくて明るいメロディーを聞くことで、利用者様が安心して入浴してもらえたらという思いで選曲しました。体を洗う・お湯をかける・浴槽をまたぐ動作等、入浴の動作を取り入れた体操を考えました。
参加者の反応 練習中~毎日館内放送で曲を流していましたが、日を追うごとに、自然と口ずさんでいる利用者様、職員もいました。浴室にも曲が流れ、職員も楽しい雰囲気で気持ちが明るくなり、自然と笑顔で入浴介助を行えました。新型コロナウイルス感染予防対策による外出自粛により、外出し、体を動かす機会が減りました。面会制限やボランティア等外部の方の受け入れも制限したため、体力低下や認知機能の低下等心配されるところです。
この体操をきっかけに、利用者様と職員が集い、笑顔で過ごすことができ、お互いに、心も体もリフレッシュできたのではないかと思います。
今後も、利用者様にますます元気になっていただけるよう、この体操を継続すると共に、日々のお風呂でリフレッシュしていただきたいと思います。

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優秀賞『ケアマネ音頭』
応募者 鷺宮エリア介護ネットワークメンバー
使用楽曲名 ケアマネ音頭(作詞作曲 オリジナル曲)
音楽レクリエーションの内容 【認知症機能低下予防効果】高齢者が子供の頃から馴染みのある「祭りで踊る」ことと、ケアマネの仕事を知ってもらう「歌詞」を合わせて覚えてもらう「デュアルタスク」を用い、昔を思い出し、楽しく歌い踊ることで認知機能低下を予防。
【通いの場・交流促進】中野区長、住民主体の介護予防の主催者、町会長、デイサービス、小規模多機能、訪問介護、看護、入所施設、高齢者会館、ケアマネジャー、地域包括支援センター、その場に通う高齢者、認知症疾患医療センターが参加して撮影することで、「通いの場」「交流の楽しさ」を感じていただき、もし認知症になっても安心して暮らせる街づくりのために地域包括ケアを具現化(可視化)し、街ぐるみで重度化を予防できる安心感を与えたい。
参加者の反応 (今後の展望)年に1回、 「大ケアマネ音頭(仮称)」の開催決定。生の和太鼓演奏に合わせて踊り、「わが町オリジナル、ケアマネ音頭」や「各高齢者会館対抗」や「地域包括対抗」など検討中。※賞金は大会の運営費に充てる予定。(区長意見)高齢者会館にあるDAMで「ケアマネ音頭」を踊れば「介護保険」もしってもらい、認知症も予防でき健康になれるとてもいい取組ですね。
(印象的な出来事)撮影後に「とても上手でしたよ」と声をかけると「昔ね私は 踊りを習っていたのよ」と認知症の利用者が嬉しそうに話してくれました。
(参加者反応)認知症予防の前手「パー」後手「グー」が難しく脳トレになる(ケアマネの反応)歌詞に共感、感動して「涙が出た」。これで少しでも介護に興昧を持ってもらえればうれしいです。

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優秀賞メドックブギウギ ~笑って、踊って、みんなでヘイ!
応募者 デイサービスセンターメドックガーデンビレッジ緒川
使用楽曲名 東京ブギウギ/笠置シヅ子
音楽レクリエーションの内容 デイサービスセンターメドックガーデンビレッジ緒川(認知症対応型通所介護)では認知症を患いながらも笑顔が自然に溢れるよう時間を作れるようにオリジナルの音楽アクティビティを考えました。
ご利用者様の認知機能に合わせ、曲は回想法を意識した「東京ブギウギ」を使用。動作は3パターンに絞り、腕、体幹、足のそれぞれの部位の筋肉を刺激します。歌を歌うことで肺活量維持を行いながら、同時に動作をすることでダブルタスクとなり認知症重度化予防に繋がります。動作が困難な利用者様へは手拍子やリズムに合わせて体を揺らすことで参加します。
また、私たちが大切にしたことは「楽しむ」ことです。認知症を患った方はいつも不安な気持ちを抱えています。そして直近の出来事を忘れてしまっても感情は残る特徴があります。音楽を通してみんなと一体になって笑うことができる、少しでも不安な気持ちを和らげることのできる時間を作れるようにしました。
参加者の反応 曲を流すと自然と体を揺らし、動作が始まると完璧にできたご利用者様、動作はできなかったが歌を口ずさんでいたり、足踏みをされていたご利用者様、曲の最後の「ヘイ!」という掛け声では一番大きな声を出していたご利用者様、普段は寡黙だが笑顔をみせるご利用者様。曲が終わると自然に拍手が上がり、笑顔と笑い声が伝播していました。
「懐かしい一。」「この曲よく聞いたわー。」っとご利用者様同士で話されている様子でした。
ただの筋力機能維持トレーニングだけではなく、心理面へもかなり多くの影響があった様子でした。また、ご利用者様だけでなく、明るい気持ちがスタッフヘも伝播し、デイサービスご利用者様、スタッフ共々楽しい時間を作ることができました。

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優秀賞答えて!For You
応募者 株式会社 豊結会
使用楽曲名 答えて!For You
音楽レクリエーションの内容 「答えて!For You」は、「うたと音楽のチカラ」をコンセプトに、歌を通して皆さまと共に楽しみ・参加することができる作品となっています。認知機能低下予防と重度化防止のテーマをもとに、健常者をはじめMCIから認知症の方を対象としています。全体を通して、記憶の想起を引き出す歌になっており、聴いている人が音楽に合わせて答えられるようになっています。
歌詞の中には、見当識・ワーキングメモリ・計算といった認知機能に焦点を当てた要素が含まれており、曲のリズムも2段階の構成で途中から難易度が高くなっています。
そして何より、この歌の一番の特徴は、「毎回、答えが変わる。」ことです。脳も身体と同様に使わなければ衰えます。日常生活の中での何気ない質問を歌詞にしていますが、認知機能の要素をしっかりと抑えており、毎回答えが変わることで脳を使い鍛えられるようになっています。
参加者の反応 リズムの良い歌に聞き入りながら、明るく楽しい様子で取り組まれていました。質問に答えようと意欲的な方、答えられなかった方、様々な方がいらっしゃいました。歌が終わった後に、「間違えてた。」「あれは何だっけ。」と周囲の方と笑い合いながら会話が広がる様子がみられていました。また、「もう一回!!」と再度チャレンジを希望する方もいらっしゃいました。
「答えて!For You」は、間違えても大丈夫です。返答できなくても大丈夫です。歌が終わった後に、歌詞を思い出しながら会話を広げるツールにもなり、全体を通して認知機能低下予防と重度化防止につながると考えられます。

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